プールは冷水で水温管理 福島県で今季はじめて「熱中症警戒アラート」 23日以降も厳しい暑さに  (24/07/22 19:32)

プールに響く子どもたちの歓声。外は暑いけれど、プールの中は冷たくて最高だ!福島市の森合市民プールはこどもたちでにぎわった。
子どもは「(プールの中どうですか?)楽しいで~~す」「きょう外暑いから結構気持ちいい」と話す。

こどもたちが冷たいプールで楽しめるよう行われていたのが…水温の管理だ。
スポーツ振興公社の伊藤和男さんは「気温と水温を足して65度以上になった場合は、施設の閉鎖を検討するという、水を足して水温を下げる」と話す。
日中の最高気温が36度まで上がった7月22日の福島市。気温とともに水温がすぐに上がってしまうため、こまめに冷たい水を入れての営業となった。

福島県内各地の気温を見てみると、ほとんどの地点で30℃を超え、中には35℃を超える猛暑日となるところも…福島地方気象台などは熱中症の危険性が高いとして、今年初めて「熱中症警戒アラート」を発表した。
郡山市では、70代の女性が自宅の庭先で意識のない状態で見つかるなど、県内ではこれまでに17人が熱中症の疑いで病院に運ばれている。
この暑さに街の人は「溶けそうです。小型扇風機を持って頑張って大学まで行こうかなと思っています」と話す。

涼を求め、噴水がある公園でもたくさんの子どもたちが。水分補給をするこどもの後ろ、遊具には誰もいない。
夏休みに入り外で遊ぶ機会も多くなるこどもたち。気温が高い日には、これまで以上に「熱中症」への対策が求められる。

保護者は「(この暑さで屋外で遊ばせるのは)ちょっと葛藤しますけど、子どもを家の中にずっといさせるのも大変だと思うので、1時間程度ならという考えで遊ばせてます」という。
また、預かり保育の職員は「水分を小まめに取るっていうことと、塩分補給といことで、タブレットで塩分チャージとかそういったところで、あくまで安全を考慮したうえで(遊ばせている)」と話す。

夜にかけても、こまめな水分補給など熱中症への十分な予防が必要だ。

<23日以降も厳しい暑さ>
23日も福島では36℃、郡山でも33℃と予想されていて、危険な暑さとなりそう。その後も、当たり前のように30度以上が続く予想だ。

<熱中症警戒アラートが出されたら>
・エアコンなど涼しい環境で過ごす。
・こまめな水分・塩分補給。
・高齢者、乳幼児は特に熱中症に警戒。
・涼しい環境以外では運動中止。

<手持ちの扇風機35℃以上は逆効果>
メーカー側が以前発信。「35℃以上の暑さだと逆効果。明らかに気持ち悪い熱風になったら使用を控えてください」
でも、暑いときはどうすればいい?「濡らしたタオルやハンカチと一緒に使うと良いのでぜひ」ということ。上手に使って乗り越えていこう。

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