新紙幣の発行が7月3日から始まり、これまで千円札の顔を務めてきた野口英世の出身地・福島県猪苗代町では…。
猪苗代町・二瓶盛一町長:「功績は誠に顕著であり、町民の誇りであります。卒業にあたり、深く感謝の意を表します」
旧紙幣の印刷終了に伴い、7月4日、二瓶町長から野口英世記念館の八子弥寿男館長に感謝状が贈られた。野口英世記念館の八子弥寿男館長は「20年間、日本の顔として世界中に千円札が巡った訳ですから、本当にご苦労だったなとそんな思いです」と話す。
この日も全国から訪れていた観光客。福岡県から訪れた男性は「寂しさと新しいものへの期待を感じます。2~3枚、取って置こうかなとは思います」と話す。
福島テレビ・浅野晋平記者:「こちらの展示場では、2004年に発行された2枚目の野口英世の千円札が展示されています。そして、その横には最後に発行された千円札が展示されました」
7月4日からは、日本銀行から贈られた最後に製造された千円札も展示。名残惜しさはあるが、今後は野口英世の恩師にあたる北里柴三郎との関係をこれまで以上にアピールしていく予定だ。
八子館長は「勿論寂しいです。私はずっと野口さんで出来る事なら通してもらいたかったと思っていました。北里先生と野口の関係を皆さんに強くお伝えしていこうと思っています」と話した。
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