<地元食材で創作おむすび>
作る人によって「レシピは無限大」とも言えるのが、おにぎり。意外な食材で、日本一に輝いた小学生が福島市にいる。それが…福島大学附属小学校2年生の永岡皐くん(8)
地域の食材と食文化を活かした創作おむすびの頂点を決める「第一回 ご当地おむす美大賞」 味のほか、地域性や独創性などが審査された。そこで、皐君が大賞を受賞。国の内外884作品の中で頂点に輝いた。
皐くんは「さすがに本選に行けるまでとは思ってなかった。それだけじゃなくて、大賞になれたから、その時はもう夢の中に行ってるみたい。すごく、びっくりした」と話す。
<具材は…リンゴ>
気になる大賞に選ばれたおにぎりが…「ふくしまリンゴおむす美」
おにぎりの中に、なんとリンゴを混ぜ込んでいる。発想はいったいどこから??皐くんによると「弟と散歩している時にリンゴの木を見たし、近所に住んでいるチヅルおばちゃんがリンゴをくれるから」とのこと。
小さい頃から、おにぎりが大好きだった皐くん。おにぎりで福島をアピールしたいという思いもあったんだとか。
<一度は味わってほしい>
コンテストでのプレゼンでも…「ごはんとリンゴって合うのかなと思うかもしれませんが、とっても合ってびっくりすると思うので、ぜひ食べてみて下さい。そして今度、福島に遊びに来てください」とアピール。一生に一度は食べてほしいという。
<気になるレシピは…>
レシピ完成にかかった時間はなんと、わずか一日!
材料(一人分)は、ごはん100g・リンゴ15g・白ゴマ少々。調味料に、砂糖小さじ2分の1、塩小さじ3分の1、だしの素小さじ3分の1、酢小さじ1、しょうゆ小さじ3分の1、水大さじ1、かつお節2~3つまみ。
皐くんによると「リンゴの大きさは、別に揃えてはないけど、大きすぎるとゴロゴロって感じのおむすびになっちゃうし、超ちっちゃくても柔らかくてリンゴの味が全然伝わらなくて、ただのタレのおむすびになっちゃうし」とのこと。最大の決め手は、特製ダレにリンゴを10分間浸すこと!
<福島のコメも推し>
こだわりは、コメにも…「天のつぶは15年もかけて開発された福島自慢のコメです。2011年にデビューしたので、東日本大震災のあと福島のみんなに元気をくれたコメだとお母さんから聞きました。ボクはそれで作るおにぎりが大好きで、学校から帰った後、おやつに食べることもたくさんあります」とプレゼンではしっかりコメについても紹介。
<好奇心とひらめき>
この創造力は、どうやって培われたのか?母・永岡淑さんに聞いてみると「色々やってみたいって本人が言うので、それをやってみたら?とか、こうしてみたら良いんじゃない?とか、ちょっと後押ししたようなくらい」という。
小学2年生が発想した、アイデアおむすび。完成の裏には、皐くんの好奇心と日常への感動や驚きから生まれるひらめきがあった。
みんなが喜んでくれるのを見るのが好きで、料理を作っているという皐くん。最近は、シェフになる夢も出てきているんだそう。
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