福島第一原発で、ミスにより中断されていた燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力は、けさ作業を再開しました。
記者
「作業の中断から2週間あまり。福島第一原発2号機で、燃料デブリの取り出しに向けた作業が始まりました」
東京電力は、先月22日から中断されていた福島第一原発2号機の溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しについて、けさから作業を再開しました。
東電によりますと、取り出し装置は、午前7時20分に格納容器の中と外を隔てる「隔離弁」を通過し、取り出しに着手したということです。
作業は、作業員の負担軽減のため、1日2時間を目安に行われ、デブリを回収するまでには、順調に進んでも2週間以上かかるとみられています。
東京電力の担当者
「廃炉の貫徹に向け、安全最優先に緊張感を持って取り組んでまいります」
燃料デブリの試験的な取り出しをめぐっては、先月22日、取り出し装置を押し込むパイプの順番を間違えるミスがあり、作業が中断されていました。
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