弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が福島県須賀川市の高校で行われた。学校での訓練は今回が初めて。
訓練は北朝鮮による弾道ミサイルの発射が続くなか、若い世代に適切な避難行動を身に着けてもらおうと国と福島県などが合同で行った。
「ミサイルが発射されました。皆早く(窓から離れて)」
授業中に弾道ミサイルが発射され、福島県内に飛来する可能性があるという想定で、須賀川桐陽高校の生徒と職員など約650人が参加。Jアラートが発令されると、教室にいた生徒は、爆風や破片などを避けるため窓から離れて机の下に隠れたり、校庭にいた生徒は、体育館に移動して身体を丸めて頭を守るなどの避難行動を確認した。
須賀川桐陽高校3年の橋本愛菜さんは「一番安全が大事なので、自分の身の安全を守るようにして、もし(弾道ミサイルが)来た時は、行動していきたい」と話していた。
内閣官房・佐々木透参事官補佐は「避難出来る状況も、まちまちですので、出来るだけその場にあった適切な行動を取っていただけるよう我々としても訓練を通じながら皆さんに行動を理解いただきたいと考えています」と話した。
こうした訓練が学校で行われるのは今回が初めてで、生徒たちはJアラートが鳴ったら冷静に身を守る行動をとることの重要性を感じているようだった。
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