福島・大熊町の復興拠点でことしも田植え 2025年の営農再開目指し 課題は担い手不足  (24/05/09 19:50)

福島県大熊町の復興拠点でことしも田植えが行われた。2025年からの営農再開を目指す。

「こんなんでよろしいかー?」「あ、良いです良いです」
2022年6月に避難指示が解除された大熊町の復興拠点で、丁寧に進められた田植え。
大熊町農業委員会の根本友子会長は「13年前、14年前ですよね、今ではね。実際に自分でやってた頃を思い出しながら、皆さんそうだと思うんですけど、そういうお話をしながら田植えをしています」と話した。2024年で5年目を迎え、今回も問題がなければ、2025年からは販売できるようになる。
しかし、課題となるのが『担い手不足』。町によると、現時点で営農再開の意向を示しているのは3団体にとどまっているが…。

大熊町農業委員会の根本会長は「『豊かな田園都市』そういう風景をもう一度見てみたい。春になると田んぼが緑になって、秋になると黄金色になってっていうのがやっぱり私がいつも思っていることなので、そういうところで私たちも頑張っていきたいなと思います」と話す。
今年収穫される米は全量全袋検査を行い、基準値を下回れば町のイベントなどで配布される予定だ。

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