7月8日は福島県の会津地方を中心に強い雨が降った。福島県内では大雨警報が北塩原村や喜多方市など会津北部の5市町村に発表された。また、竜巻注意情報が中通りと浜通りに出されていて、県内全域で大気が不安定な状態となっている。こうした中、北塩原村の一部には高齢者等避難情報が出されている。(2024年7月8日午後6時時点)
土砂災害警戒情報が出された北塩原村では、8日午後4時前、高齢者等避難情報が発表された。対象は桧原地区の109世帯244人で、1ヵ所に避難所が設けられている。会津地方では8日各地で激しい雨になった。
福島テレビ・佐藤弘崇記者:「午後0時過ぎの喜多方市です。現在地面にたたきつけるような強い雨が降っています」
会津北部に大雨警報が出され、一時出されていた土砂災害警戒情報は解除された。喜多方市では道路が一部冠水し、市の職員が側溝にたまった雨水を処理する対応に追われていた。喜多方市の職員は「(ここってよく冠水するんですか?)そうですね。ありますね。低いというのもあるんですけど、色々詰まっちゃったりもするんですよね」と話した。
県内では9日の日中にかけて土砂災害などに引続き警戒が必要だ。
東北電力によると、午後6時点で郡山市で約200戸、飯舘村で約200戸が停電。雨の影響かどうかは調査中で復旧に向けて作業が進められている。
そして、大雨の影響でJRの磐越西線では、会津若松駅と野沢駅で折り返し運転、また野沢駅と新潟県の馬下駅の間で上下線で運転を見合わせた。(7月8日午後6時時点)
<土砂災害の前兆現象>
【がけ崩れ】小石が斜面から落ちてきた・がけから水が噴き出てきた
【地すべり】地鳴りがする・沢水や井戸水に濁りがある
【土石流】山鳴りがする・異様な臭いがする
こうした現象に気づいたら、周囲の人と声をかけあいいち早く安全な場所に避難することが大切。
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