（佐々木快アナウンサー報告）
　岩手県内に台風が上陸してから約8時間が経ってようやく雨はやみましたが、一方で龍泉洞の洞窟からの水は増え続けるばかりです。

　12日昼ごろに来た時は洞窟の入り口からだけの水でしたが、今は隣の竹のドアからも水があふれてきている状況です。

　昼ごろにはなかった水が今、立ち入り禁止の辺りにまで来ているという状況です。

　そもそも、なぜ洞窟の中から水が出ているのかというと、山に染み込んだ水が洞窟の底にある湖にたまり、それがあふれ出てきているという状況です。

　岩泉町は平年の8月でいうと約1.2倍の雨が降ったということです。

　2016年の岩泉町は大きな被害に見舞われましたが、その際にもこの洞窟からの水というのはあったそうで、その時は営業再開には3週間ほどがかかったということです。

　雨がやんでもなお、影響は出続ける状況なので、山の近くの沢や川などは引き続き増水に注意が必要です。
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