「教育だけでなく観光などにも活用したい」奈良時代に建てられた『多賀城碑』が国宝指定 宮城県内では23年ぶり7件目

奈良時代に建てられた宮城県多賀城市の石碑「多賀城碑」が27日、国宝に指定されました。県内での国宝指定は23年ぶり7件目です。国宝に指定されたのは、国の特別史跡多賀城跡の中にある「多賀城碑」です。奈良時代に建てられた多賀城碑には、古代東北で役所のような役割を担い政治や文化の中心だった国府・多賀城の創建が神亀元年、724年だと明記されています。多賀城創建の年を伝える唯一の古文書と評価し、国は27日、多賀城碑を国宝に指定しました。多賀城碑を見に来た人:
「やっと国宝に指定されたかという気持ち」
多賀城市埋蔵文化財調査センター 奥山政己所長:
「貴重な文化財として、今後教育だけでなく、観光などにも(活用を)広げていきたい」多賀城碑は囲いの外からいつでも見ることが出来るということです。県内での国宝指定は2001年の「慶長遣欧使節関係資料」以来、23年ぶり7件目です。今年は、724年の多賀城創建から1300年の節目の年で、これに合わせ多賀城市は様々な企画を展開しています。今年11月には記念式典を開くということです。

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