仙台銀行・きらやか銀行の「じもとホールディングス」実質的に国の管理下へ (24/05/20 18:47)
- 2024/5/20
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仙台銀行と山形市のきらやか銀行を傘下に持つじもとホールディングスが、6月の株主総会以降、実質的に国の管理下に入る見通しとなりました。
じもとホールディングスは仙台銀行と山形のきらやか銀行を傘下に持ち、青葉区に本社を置いています。5月14日の会見で、きらやか銀行の経営不振で、今年3月期の連結決算が過去最大の234億円の赤字となったと明らかにしていました。
また、きらやか銀行が2009年に国から受けた200億円の公的資金についても、今年9月の期限までの返済が困難になったとの見通しを示していました。
この公的資金注入を受け、じもとホールディングスは優先株を発行していますが、これは配当が無い場合、議決権が発生します。
じもとホールディングスは、6月の株主総会で今年3月期の配当を見送る見通しで、これが決定した場合、優先株の議決権が発生し、国が議決権全体の63%を保有することになり、じもとホールディングスが実質的に国の管理下に入ることになります。
じもとホールディングスは「利益を積み上げてきらやか銀行の黒字化を目指し、配当を復活できるよう取り組んでいきます」とコメントしています。
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