春のセンバツ開幕 33年ぶり福島・学法石川 勝利のカギは投手陣 初戦の相手は健大高崎(群馬)   (24/03/18 20:00)

https://www.youtube.com/watch?v=NU6uXch97sE

春のセンバツ高校野球大会が3月18日開幕した。33年ぶりの出場となる東北代表、福島県の学法石川は19日の初戦に向けて調整を続けている。

高校球児の聖地、阪神甲子園球場。
開会式では南から北の順番に出場32校が一斉に入場行進した。

福島テレビ・段木涼太アナウンサー:「開会式が始まりました。一校ずつアナウンスされると、拍手と歓声が上がっています。球場の熱気が高まってきました。そして今学法石川高校が入場を始めました」

学法石川は、グラウンドマネージャーの伊藤壱太郎さんを先頭に21人が笑顔で入場した。小宅善叶主将は「まず、甲子園の行進が一発目の挨拶なんで、そこの行進っていう部分を、全員笑顔でハキハキとした行進ができたと思うんで、そこは一ついい形で開会式を終われたのかなって思います」と話した。

開会式では、元日に起こった能登半島地震の犠牲者に黙とうが捧げられた。
選手宣誓を務めたのは、青森山田の橋場公祐主将。「被災地では現在も苦しみと困難の多い生活を余儀なくされています。全身全霊をかけて戦い抜くことを誓います」

開会式の後、学法石川の小宅主将が口にしたのが…「そうですね。もう甲子園モードに入ったと思うんで。勝つためにここに来たんで、そういう雰囲気づくりを大事にしてやってきました」という言葉だ。

3月12日に大阪入りした学法石川の選手たち。緊張感よりも高まっている気持ちがあった。佐藤翼投手は「めちゃめちゃワクワクです」と話し、福尾遥真選手は「楽しさの方が全然勝ってますね」と、大友瑠投手も「そうですね、でも楽しまないと野球楽しくないんで、楽しんでプレーしていけたらなって思います」と話す。甲子園を「楽しみ」自分たちの全てを出して「勝つ」

対戦相手の健大高崎対策にも余念はない。学法石川・佐々木順一朗監督は「きょうは140以上にストレートはして、非常に速いスライダー、左のスライダーもやった上で、最初は全然手も足もでなかったですけど、目がだんだん慣れてきたなっていう感覚にはなっている」と話す。
打撃マシンを2m近づけて球速を140キロに設定し、打席で感じる体感の球速を150キロほどに。左のエースの変化球を想定した打ち込みも行った。

19日の対戦相手・健大高崎は、出場32校で打率が最も高いチーム。投手陣がどれだけ抑えられるかが勝利への鍵となる。
エースナンバーをつける大友瑠投手は「本当に当日に向けてやってきて、調子上がってきてると思うので、当日ベストなピッチングできるように、チームを勝たせられたらいいなって思います」と話す。背番号10の佐藤翼投手は「1から9番まで油断せずに投げれば、絶対抑えられると思うんで、そこはしっかり投げたいと思います」と話した。

チームが掲げるのは「Believe~どこまでも挑戦者~」
最後まで泥臭い野球を貫き、聖地甲子園での勝利を誓う。

健大高崎との初戦は、3月19日の第3試合で午後2時ごろ開始予定。

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