【4病院再編】「仙台赤十字病院」と「宮城県立がんセンター」統合 ”新病院”の概要明らかに ”ゲノム治療”など先進医療の専門科も設置

宮城県が進める「4病院再編」構想のうち、先行して去年12月に基本合意した仙台赤十字病院と県立がんセンターの2つを統合する新病院の概要が、明らかになった。

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新病院の運営を担う仙台赤十字病院が取りまとめた基本構想によると、名取市から無償貸与される土地に建設される新たな病院は延べ床面積が2万8800平方メートル、病床は400床程度で職員は850人の見通しだ。

リスクの高い分娩にも対応する高度新生児医療など、これまでの日赤の診療科体制を引き継ぎつつ、県立がんセンターで培ったがん治療の知見を活かし、新たにゲノム治療などを行う先進医療の専門科も設置する方針が盛り込まれた。

総事業費は、医療機器の整備なども合わせておよそ300億円。
国や県からの補助金のほか借入金で賄う予定で、2030年度中の開院を目指している。

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