仙台市が整備する都市計画道路「宮沢根白石線」のうち、若林区の昭和市電通りと連坊小路交差点を結ぶ約1040メートル区間が、23日午前10時に開通する。仙台駅東側を南北に貫く「大動脈」の完成によって、市中心部での交通の混雑緩和が期待される。
【地図】開通区間
■1996年度に事業開始
区間は片側2車線で幅30~42メートル。東北新幹線の高架下を通り、市地下鉄東西線連坊駅近くと南北線河原町駅付近をつなぐ。
事業は1996年度に始まり、地元住民への説明や用地買収に時間を要した。総事業費は約178億円。市南道路建設課の吉田与一課長は「地元の方々による協力のたまもの。長期間の工事で迷惑をかけたが、道路が無事に完成したことを感謝したい」と話した。
■新宮沢橋工期は2026年3月末まで
国道286号に連結する宮沢橋交差点は現在、変形5差路になっている。広瀬川に架かる現宮沢橋の上流約30メートルの位置に整備中の新宮沢橋の工期は2026年3月末まで。開通すれば交差点は十字路状になり、宮沢根白石線とつながる。
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