災害が起きた際に、高齢者や障がい者などをすぐさま受け入れる「指定福祉避難所」を仙台市が新たに設けることを決めました。これまでは準備が整うまで通常の避難所で過ごすこともあった高齢者や障がい者ですが、来年度からは直接避難できるようになります。
仙台市 郡市長
「避難時、2回の移動が必要だったが、1回で済むことになるので、当事者の方々にとっては非常に安心度合いが高くなると思う」
仙台市が来年度から設ける指定福祉避難所。一般の「福祉避難所」は災害時に通常の避難所に避難することが難しい高齢者や障がい者を受け入れる施設です。普段は老人ホームなどとして運営されているため、受け入れ態勢が整うまでの間、高齢者などは通常の避難所に身を寄せるケースもありました。
1月21日、議会で報告した仙台市によりますと、「指定福祉避難所」は対象となる人が通常の避難所を経由せずに直接向かうことができるのが特徴です。普段利用する施設で、受け入れる人をあらかじめ決めておくことで、慣れた環境で避難生活を送れるだけでなく、施設側も事前に支援の方法を検討できる利点があります。
仙台市は来年度、まずは10カ所以上の施設を指定…
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