27日、仙台市消防局の救急隊が救急車の鍵を取り違えて出場できず、現場への到着が遅れていたことが分かりました。患者は搬送先の医療機関で死亡が確認されていますが、消防局は「死亡と到着の遅れに因果関係はない」と説明しています。仙台市消防局によりますと、27日午前7時半、80代の男性が青葉区内の自宅アパートで意識のない状態で倒れているのを近くに住む人が見つけ、119番通報しました。出場指令を受けた宮城消防署の救急隊が現場に向かおうとしましたが、運転を担当する40代の男性救急隊員が、救急車の鍵を予備の車両の鍵と取り違えたためエンジンがかかりませんでした。隊員は車両の故障と思い、すぐに別の隊に出場を要請。別の隊が入電から21分後に現場に到着し、患者の男性を市内の医療機関に搬送しましたが、その後、死亡が確認されました。市消防局は、結果として救急隊の現場到着がおよそ14分遅れたとして陳謝する一方、男性の死亡と遅延との因果関係については、医師の見解から「たとえ遅延がなかったとしても救命は難しく、死亡との因果関係はないと考えられる」と説明しています。救急車の鍵には車両名が記載されていて、市消防局は隊員に対し確認を徹底す…
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