仙台育英が「恩返し」能登半島地震で被災の石川県の高校球児と交流 (24/03/28 18:52)

能登半島地震で被災した高校球児を支援しようと、仙台育英高校野球部が石川県の高校を招待し、交流を深めています。

3月28日、仙台育英高校で行われた硬式野球部の交流試合。東北勢で初めて夏の甲子園を制した強豪の対戦相手は、1月の能登半島地震で被災した石川県の輪島高校と飯田高校です。

被災地支援を目的に、2校を宮城に招待し、27日から交流している仙台育英。東日本大震災のときに受けた「支援への恩返し」として企画を発案した須江航監督は、27日、到着した生徒たちを前に、こう語りかけていました。

仙台育英 須江航監督
「東日本大震災の後に招待を受けて、2011年4月末に石川に行った。そこで初めて温かいものを食べた人がいた。初めてお風呂に入った人がいた。そこで初めて友達と会った人、初めて野球をした人がいた。たくさんのことを石川の皆さんからいただいた。大変苦しくて残念なこと(能登半島地震)があったが、今度は私たちが支援する番だなと」

いまだ地震の爪痕が残り、満足な練習すらできていない石川の生徒たち。野球ができる喜びをかみしめながらボールを追い続けました。3日間にわたる交流は、野球だけではありません…

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