医療的ケアが必要な人の家族が働くカフェ 仙台にオープン「社会とつながりたい」親たちの思いとは (24/05/08 19:00)

重い病気や障害のために痰の吸引など医療的ケアが日常的に必要な人たちがいます。その医療的ケアを担っているのは多くが親や家族で、仕事に出ることも難しい毎日を送っています。そうした親たちが働く場として、5月1日、仙台市内にカフェがオープンしました。
「働きたい」「社会とつながりたい」という親たちの声に応える取り組みです。

仙台市泉区西田中に、5月1日にオープンした「カフェ・ドゥ・チルミル」。
屋根付きのテラスに設けられたのはおよそ15席。店では通常の接客だけでなく、来店者自身がコーヒーを入れたりホットサンドを作ったり、アウトドア感覚で楽しむこともできる店です。
「おいしいですね。自分で作ったからかもしれない。」
「いい景色の中でちょっとしたキャンプ気分味わえていいと思う。」
「よく通る道なんですけれど、この施設自体も気付かなかったし、こんな素敵なところにあるのなら、また是非来たいと思う。」

店のスタッフは30代から70代の女性6人。全員が、日常的に医療的ケアを必要とする子の親です。たんの吸引や胃ろうなど子どもの医療的ケアを担う毎日の中で、仕事に出ることは難しく、ほとんどの人が、出産後初…

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