「出来る限り早く開館を」仙台市の音楽ホール構想最終案まとまる2031年開館見込み

仙台市が新たに整備を予定している「音楽ホール」と「震災メモリアル拠点」の複合施設について、市は20日、基本構想の最終案を取りまとめました。案では、複合施設の開館を2031年と見込んでいます。

仙台市は、地下鉄東西線国際センター駅北側の「青葉山交流広場」に2000人規模の大ホールを備えた「音楽ホール」と「震災メモリアル拠点」の複合施設を整備する予定です。市が取りまとめた基本構想の最終案によりますと、施設の延べ床面積はおよそ3万2000平方メートル、建設工事費はおよそ350億円で、開館は2031年を見込んでいます。20日に開かれた有識者らによる懇話会では、委員から「出来る限り早く開館してほしい」などといった意見が出されました。

日本大学 本杉省三名誉教授:
「活動によっては(複合施設に)求められる質、機能も変化してくる。短くできるところは短く、出来るだけスムーズに進めていってほしい」
郡和子仙台市長:
「前倒しが可能になる場合もあるでしょうし、なるべく皆さんの思いに沿った形で作業を進めたい」仙台市は、市民から寄せられたパブリックコメントも踏まえ、来年度半ばまでに基本計画を策定するとしています。

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