「夢をあきらめないでほしい」“あしなが奨学金”資金不足の現状 (24/04/26 18:52)

病気や災害などで親を亡くすなどした子供たちを支援する「あしなが育英会」の奨学金について、物価高などを背景に申請が急増する一方、資金不足のため給付を受けられない人も出ています。奨学金の給付を受けた女性は、一人でも多くの人に現状を知ってもらいたいと話します。

4月21日。JR仙台駅前では、「あしなが奨学金」の募金活動が行われていました。「あしなが奨学金」とは、病気や災害などで親を亡くしたり、障がいなどで親が働けない子供たちの教育資金を支援するもので、寄付と街頭募金を原資としています。募金を呼びかけたのは、奨学金の給付を受ける大学生やボランティアの高校生です。

西村花音さん
「遺児たちを応援してくれるあしながさんに、どうかなっていただけないでしょうか」

塩釜市出身の西村花音さん(23歳)。奨学金を受けて、大学に進学した一人です。

西村花音さん
「いつもよりもずっと暑いなと思います。天気が良いのが一番良かったんですけど、逆に暑い…」

学業やアルバイト…それぞれが事情を抱える中、募金活動を行っていますが、今、資金不足が問題となっています。

あしなが育英会によりますと、今年の春に高校に…

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