【解説】「名古屋と仙台は良いホテルが少ない」名古屋のホテル開業ラッシュに期待 カギは「コンラッド・ホテル」(2024年7月11日)

愛知県のホテルが魅力的になるためには、どのような工夫が必要なのか。ホテル評論家の瀧澤信秋さんに話を聞きました。

名古屋と仙台は、良いホテルが少ない

最も売れた宿泊施設は愛知県ではない東海エリアの良いお宿、1位から3位までが発表されました。唯一愛知県でランクインしたのが「301室以上」のカテゴリーで、ビジネスホテルがランクインしました。

――この結果について、瀧澤さんはどのようにとらえていますか。

「観光地のホテルはそもそものポテンシャルが非常に高いです。条件が揃っていることや立地エリアが味方についています。一方、都市型のビジネスホテルは、観光客が泊まる機会が増えています。しかし、ホテル自体が目的になりにくいです。高級ホテル、観光地の旅館はそこに行くこと自体が目的になりやすいですが、ビジネスホテルはあくまでも手段。宿泊施設であるところが違いになりますね」

――手段ではなく、「行くこと」を目的とした宿泊施設が愛知県には少ないのでしょうか。

「全国で見ると名古屋と仙台は、良いホテルが少ないといわれています。これは、東京から新幹線で日帰りできる圏内で、魅力的なホテルが育ちにくい環境だったことが…

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