宮城の海に異変!?(2) 女川で捕獲“悪魔のサメ” 専門家は… (24/05/07 19:08)

西日本を中心に水揚げされる魚が、いま次々と宮城県内の漁場に姿を現しています。宮城の海にいないはずの魚は他にも…。

記者リポート
「こちらに奇妙な生き物が展示されているということですがおぉ~、鋭い歯に薄ピンク色の肌この生き物は一体何なんでしょうか」

恐ろしい見た目をしたこちらの生き物。その姿から「悪魔のサメ」とも呼ばれる「ミツクリザメ」です。普段は深海に生息しており、頭から突き出た器官で生き物の微弱な電流を感知。餌となる魚やエビを探すそうです。

4月、女川沖の底引き網から見つかり、宮城県内で初めて捕獲されました。これまでは2016年に見つかった茨城県沖がミツクリザメの北限と考えられていました。

仙台うみの杜水族館 大谷明範さん
「ミツクリザメは世界中の海にいると推測されているが、捕獲例は非常に少なく、年に数回出会えるか出会えないかという、サメ北限域が茨城県沖と考えられていたので、宮城県で見られるのは非常にまれ」

女川で見つかった深海のサメから、気仙沼で大量に揚がるマダイまで、共通しているのは、南の海域に生息している魚ということです。なぜ宮城の海まで北上してきているのでしょう?…

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