新型コロナの拡大を受け国が設けた補助金およそ4000万円をだまし取ったとして、宮城県大崎市の観光ホテルの元役員ら3人が岩手県警に逮捕されました。詐欺の疑いで逮捕されたのは、大崎市の「鳴子観光ホテル」元常務の大沼孝晶容疑者41歳、岩手県雫石町の鶯宿温泉「長栄館」社長の照井貴博容疑者37歳ら3人です。岩手県警によりますと、3人は共謀して新型コロナで影響を受けた生産者を支援する農林水産省の補助金の制度を悪用し、2021年7月から12月までの間、事業を請け負う東京都港区の広告代理店からおよそ4000万円をだまし取った疑いが持たれています。3人は、宿泊客に提供する黒毛和牛の取引が行われたように装って補助金を申請していたということです。岩手県警は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていません。引き続き3人の役割や余罪、不正に得た補助金の使い道などを調べています。

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