改めて情報発信の徹底を強調しました。１０月９日に発生した東北新幹線の乗客のかばんから薬品が漏れるトラブルを受けて、ＪＲ東日本は車内に持ち込める荷物について規則の周知徹底に取り組むことを明らかにしました。

ＪＲ東日本 三林宏幸 東北本部長
「お客さまにもしっかりと正しい情報、現在の情報を届けようという観点で、お客さまにしっかりと目が届くような場所を勘案しながら、ポスターを掲出して発信していこうと、社内の中で徹底している」

１０月９日に発生した仙台駅付近を走行していた東北新幹線の車両の中で、乗客のかばんから薬品が漏れたトラブル。消防によりますと、薬品からは「硫酸の成分」が検出されていて、乗客６人が病院に運ばれました。また、現場の対応に当たったＪＲの社員５人も体調不良を訴えたことがわかり、やけどや体調不良は１１人に上っています。

ＪＲ東日本の規定では、「硫酸、硝酸、塩酸などが含まれる『強酸類』については一定の規則を満たしていれば持ち込みは可能」となっています。ＪＲ東日本では今回のトラブルを受けて車内持ち込み品などの規則の周知をさらに進めていくということです。

ＪＲ東日本 三林宏幸 東北…