全国で相次ぐナマコの密漁についてです。密漁を防ぎ、漁業者の貴重な収入源を守ろうと法改正が進む一方で、宮城県内の対策は震災後、浜で進んだ復旧工事の影響で、難しさが増しているようです。

県漁協石巻市東部支所漁業研究会 末永智樹さん
「きょうはサイズは結構大きいので悪くないナマコです。小さいやつだと指のサイズと同じくらいのナマコも多かったりするので」

石巻市の漁師、末永智樹さん。ナマコ漁を始めて４年になります。

県漁協石巻市東部支所漁業研究会 末永智樹さん
「好きなナマコは赤ナマコです。見た目が本当に鮮やかな赤なので」

“海の黒いダイヤ”と呼ばれ、高値で取引されるナマコ。末永さんが所属する県漁協石巻市東部支所では貴重な収入源を守ろうと、一人が一日にとれるナマコを２０キロほどに制限するなど、資源の安定確保につとめています。しかし…こちらの写真に写っている大量のナマコ。すべて、去年１２月に石巻市内で密漁されたものです。その数２０００個以上、額にするとおよそ１００万円にのぼります。

県漁協石巻市東部支所漁業研究会 末永智樹さん
「資源管理は意識して取り組んでいるので、密漁があると憤りを感じま…