１２月に入り、例年だと冬眠の時期に入るとされるクマ。しかし今年は１２月に入っても全国で目撃が相次いでいて、宮城県内でも１２月３日、加美町でクマが目撃されました。クマの冬眠はいつ頃から始まるのか。専門家に伺いしました。

１２月３日の加美町。金網が突き破られたニワトリ小屋。その周辺に落ちていたのは、クマに襲われたとみられるニワトリの羽の一部です。

クマを目撃した男性
「いやー、恐いです。これはやっぱり暗いうちは出られないと思いましたよ」

午前４時ごろ、男性が外出しようと外に出た際に走り去るクマを目撃。小屋の中にいた６羽のニワトリのうち、１羽が死がいで見つかり、残りの５羽がいなくなっていました。

クマを目撃した男性
「今年は違いますよ、世の中どこでも出ている、騒がしいけどさ、本当にクマの出没は山に餌がないんだろうね」

餌不足などから全国で相次ぐ、クマによる被害。環境省によりますと、４月から１１月末までの、クマによる人身被害は全国で２１２人に上り、過去最多を更新しています。２００６年に統計を取り始めて以降、最も多く、このうち、亡くなったのは６人に上っています。

１１月末までの「ク…