50人に1人…ギャンブル依存症 深刻な実態 5月14日から啓発週間〈仙台市〉 (24/05/14 19:02)

特集は、ギャンブル依存症についてです。先日、メジャーリーグ大谷翔平選手の元通訳がギャンブル依存症を告白し世界中に大きな衝撃が走りました。日本でギャンブル依存症の人はおよそ50人に一人という推計もあり、深刻な社会問題です。こうしたなか、国は5月14日から1週間をギャンブル依存症問題の啓発週間に定めています。

県庁ではギャンブル依存症について正しく理解してもらおうとパネル展が開かれています。近年、急速に普及が進むオンラインカジノの違法性を訴えるものや、「ギャンブルに勝ったせいで人生に負けた」「ギャンブラーの夫は悪人ではなく、病人でした」など、当事者やその家族の生の声も伝えています。

2020年の調査ではギャンブル依存症が疑われる人は、推計で成人の2.2%。これを基にした県の試算で、県内ではおよそ3万4000人と推定されています。一方で、治療を受けている人は2022年の集計で154人に留まっています。

また県や仙台市の相談機関への相談も、2021年で、のべ177人と、依存症を抱えたまま何もできずにいる人が潜在的に多数いることが推測されます。

世界保健機関はギャンブル依存症を治療が必…

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