清水建設が仙台市内に建設したマンションで施工不良が見つかった問題をめぐり、仙台市の郡市長は会社に対して、安全性を確認した上で市に報告するよう求めたことを明らかにしました。
仙台市 郡和子市長
「住民の皆さんにとって、とても不安だと思う。大手ゼネコンが建設したマンションで非常に残念だ」
この問題は、大手ゼネコンの清水建設が仙台市内に20年以上前に建設したマンション1棟で、地震の揺れから建物を守る「構造スリット」と呼ばれる対策に不備が見つかったものです。これを受けて、郡市長は16日の会見で、清水建設に対して聞き取り調査を行うほか、会社内で安全性を確認した上で市に報告するよう求めたことを明らかにしました。
仙台市 郡和子市長
「建物の調査をしてもらい、安全、安心にお住まいいただけるよう修繕などの対応を取ってもらいたい。事業者からの報告を踏まえて建築基準法に基づいて適切に対応していかなければならない」
清水建設東北支店は「当時の関係者がすでに退職しているため、原因はわからない」と説明していて、住民が安心安全に暮らせるよう建物の安全性の調査や修繕工事を進めていきたいとコメントしています。
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