赤い広瀬川 原因は「亜炭」 鉄さびのヘドロ見つかる〈仙台市〉 (24/11/01 18:21)

10月30日、仙台市内の広瀬川の水が赤く濁っているのが確認されましたが、近くで「鉄さび」のようなヘドロ状の固まりが見つかったことが分かりました。かつて広瀬川の周辺には、石炭の一種である「亜炭」の炭坑があり、そこから鉄さびが流れ出たとみられています。

10月30日朝、赤く濁った広瀬川。霊屋橋から宮沢橋の付近で2キロ近く変色が確認されました。その後、昼過ぎには川の色は元に戻り、魚の死骸なども確認されませんでした。

仙台市などが原因を調べたところ、見つかったのは…。

仙台市下水道南管理センター 高橋史典係長
「こちらが採取しました、自然由来の“鉄さび”を含むとみられる堆積物となります」
Q.臭いないんですね
「臭いなどは特にないです」

鉄さびを含むヘドロは、広瀬川につながる太白区郡山で見つかりました。地中の雨水管、その奥にあるのは…。

仙台市下水道南管理センター 高橋史典係長
「こちらの方に亜炭鉱の廃坑跡と思われる接続があり、流れの先に茶色い固形のこういった堆積物がありますので、そういったものが今回の原因ではないかと」

石炭の一種、「亜炭」とは。地質学が専門の東北大学の永広昌之名誉教授…

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