仙台高裁も再稼働停止を認めず 原告の控訴棄却 女川原発2号機運転差し止め訴訟〈宮城〉 (24/11/27 18:20)

避難計画に不備があるとして、宮城県石巻市の住民などが女川原発2号機の再稼動差し止めを求めた裁判で判決です。二審の仙台高等裁判所は11月27日、「運転再開による具体的な危険の立証があったとはいえない」として、原告の控訴を棄却しました。

原告団長 原伸雄さん
「裁判所の判断が示されることを承知していながら、再稼働を強行した被告・東北電力に対して、断固として抗議したいと思います」

この裁判は石巻市の住民など16人が「重大事故が起きた際の県と石巻市が策定した広域避難計画は実効性が無い」などとして、東北電力に女川原発2号機の再稼働差し止めを求めたものです。

一審の仙台地裁は去年5月、「原告側は事故の危険について具体的な立証をしていない」などと避難計画の実効性について踏み込まずに訴えを棄却し、原告側は仙台高裁に控訴していました。

東北電力は控訴審判決を前に10月、女川原発2号機を13年7カ月ぶりに再稼働していました。こうした中で迎えた27日の控訴審判決。

記者リポート
「原告団の弁護士が出てきました。控訴棄却です。避難計画の不備を争点にした原告の訴えはまたしても届きませんでした」

仙台…

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