仙台市沿岸部を飲み込む津波=自衛隊ヘリが震災発生直後に撮影

陸上自衛隊は4月30日、東日本大震災が発生した3月11日にヘリコプターで撮影した、仙台市沿岸部に押し寄せる津波の映像を公開した。撮影された場所は、名取川河口付近から若林区深沼まで。午後4時1分から18分間の映像となっている。
 大地震により発生した津波の第1波は、激しい勢いで名取川を逆流していく。海岸付近の畑はみるみる津波に飲み込まれ、火災も発生。冠水した小学校の屋上には、避難した大勢の人の姿も見える。
 映像開始から11分後、ヘリコプターは沖に向かう。押し寄せる大津波が白波を立てながら陸に向けて突き進む様子が映し出されている。その後も津波は幾重にもなり、沖合いから押し寄せてくる。
 映像の終盤は、砂浜と海の境目が分からないほど津波に覆われてしまった深沼付近。上空から見える住宅全てが冠水している。【陸上自衛隊提供】

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