家族4人を失った男性…子供たちにつなぐ「ふるさとの神楽」東日本大震災から12年3カ月〈宮城・山元町〉 (23/06/12 18:26)

https://www.youtube.com/watch?v=unAMl8IQrIQ

仙台放送は、東日本大震災の月命日に震災で大切な人を亡くされた方の話しを聞き、その「想い」を伝えています。12日は、家族4人を失い、友人と子供たちに神楽を指導している山元町の高山一男さんです。

震災から12年3カ月となった6月11日。高山一男さんは仏壇の前で手を合わせていました。毎日朝と晩の日課になっているといいます。

高山一男さん
「外に出ているときが(震災を)忘れられる時間で家に帰ってくるとどうしてもまだ思い出す」

あの日、家には、妻の恵美子さんと長女の陽子さん、帰省していた次女の真由美さんと真由美さんの長男で孫の悠真くんがいました。妻と娘たちは遺体で見つかりましたが、現在も孫の悠真くんは行方不明のままです。山元町の中浜地区にあった自宅は全壊。農業を営んでいた高山さんは震災から3年後、仲間と共同で農業を再開させましたが、後悔は消えなかったといいます。

高山一男さん
「震災直後に、早く帰るからと電話を切ってしまい、一言『逃げろ』って言葉が私の口から出なかったのが、非常に残念でしょうがない」

悲しみに暮れていた高山さん。転機となったのが、津波で校舎が被災した中浜小学校の児童へ…

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