震災遺構は整備されたけど…財源は?担い手は?維持に課題 東日本大震災から12年〈宮城〉 (23/03/09 19:44)

https://www.youtube.com/watch?v=IunW9u8sVsU

東日本大震災を伝えるため保存された「震災遺構」。あの日から12年となるのを前に老朽化の問題も指摘されています。一方で、維持費のほとんどは市や町が負担していて、今後の保存の在り方が今、問われています。

東日本大震災の教訓を後世に伝える「震災遺構」。宮城県内には民間のものを含め11カ所あります。国はそれぞれの市町村で1カ所ずつ整備費用を補助しましたが、その後の維持費は自治体の負担となっています。
2017年にオープンした若林区の「震災遺構・荒浜小学校」です。校舎の2階まで津波が達したものの、児童や教員、住民など避難した320人全員が無事でした。

仙台市震災メモリアル事業 田中智洋 担当課長
「維持費は年間で平均すると2200万円程度。主に市に頂いた寄付金と、市の震災復興基金を財源として活用した」

仙台市は、より多くの人に見てもらうため、入館料を無料としました。一方で、オープン後にアスベストの除去工事に5600万円ほどかかったほか、現在も耐震診断を行うなど、維持費用は膨らみ続けています。

仙台市震災メモリアル事業 田中智洋 担当課長
「東側が昭和54年(1979年)、こちら西側が平成元…

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