私のバスガイドキャリアとしてのスタートは、定期観光バス乗務から始まりました。何十ページもある教本を暗記するところからです。その定期観光コースの途中に「映画八甲田山」の原作を書いた新田次郎さんの生家があり、その生家を案内すると同時に彼のいくつかの作品紹介もさせて頂きました。「強力伝」、「聖職の碑」そして「八甲田山死の彷徨」などです。因みに、大河ドラマ武田信玄の原作も新田次郎さんが書かれております。お客様達にそれらをご案内するにあたり、自信もその作品自体に触れてないことには詳細にお伝えすることができませんので、何冊か手に取らせて頂き、拝読しました。
まず、新田次郎さんですが、本名藤原寛人さんで、諏訪市角間新田のご出身なので、ペンネームを角間新田の新田と次男の為次郎と持たれました。藤原さんは富士山の気象観測所に勤務していたこともあり、山に関しては詳しい知識を持ち、小説も山岳小説が主になっております。
その作品の一つ八甲田山死の彷徨を読んだあと、何年も前に映画化されていた作品ですが、是非手に取ってみたいと即座にDVDを購入致しました。青森歩兵第五連隊の単なる一泊二日の軍事訓練が、無知無力で危機管…
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