「一過性ではない東北復興支援」を掲げ、宮城県大衡村に「トヨタ自動車東日本」が発足してから、１１年が経ちました。被災地では人口減少に伴うさまざまな課題が浮き彫りとなる中、解決に向けて、地域との連携を強めているトヨタ自動車東日本の取り組みを取材しました。

興味津々な様子で子供たちが見つめるのは…普段は見ることのできない、製造途中の自動車と洗練された動きで、パーツを取り付ける従業員の姿。

「大衡工場は下から車を支えています。こうすることで車は揺れず作業がとてもしやすくなりました」

大衡村にある、「トヨタ自動車東日本」です。楽天モバイルパーク１７個分の敷地で、「ヤリス」や「シエンタ」などの乗用車を１日でおよそ７００台生産しています。

地域内外の子供たちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと、２０１３年から工場見学を実施していて、これまでに延べ２０万人が訪れてきました。

ガイド担当者
「いらっしゃるお客さまの安全が第一ですけど、その中で『車づくりって楽しいな』と感じてもらう、少しでも興味を持ってもらうことに気持ちを寄せています」

５年生（大和町から）
「ずっとワクワクしてました。なか…