１月、芥川賞を受賞した仙台市在住の作家・佐藤厚志さんが２日、母校の仙台東高校で講演会を行いました。卒業後初めて母校を訪れたという佐藤さん。後輩たちに語った言葉とは。

仙台市若林区の「仙台東高校」に訪れた仙台市在住の作家、佐藤厚志さん。講演会には、全校生徒およそ７００人が参加しました。

１月、「荒地の家族」で芥川賞を受賞した佐藤さん。書店ノイズ仙台市内の書店員として働きながら、執筆活動を続けてきました。

そんな佐藤さんが母校を訪れたのは、卒業後これが初めて。普段は、「人前に出るのが苦手」だからと、講演会の依頼を断ることが多いそうですが、後輩のお願いとあって２４年ぶりに母校に帰ってきました。

堤勇高アナウンサー
現在ステージ上では佐藤厚志さんの講演会が続けられています。時おり笑いも交えながら、和やかでラフな雰囲気で講演会が進んでいます

講演会はインタビュー形式で行われ、生徒からの質問に佐藤さんが答えていきました。

生徒
ご自身の創作活動において成功と失敗をどのようにとらえていますか

佐藤厚志さん
表現できなかった分を追いかけてまた次を書いていく。成功っていうのがないというか…