シリーズでお伝えしている新型コロナウイルスの「５類」移行に伴うさまざまな変化。２回目の５月２日は学生の就職活動についてです。新型コロナの影響で採用を控えていた航空業界。この春から採用を再開する動きが広がっています。「人手不足」が懸念される航空業界を目指す学生を取材しました。

４月、仙台市青葉区の専門学校で行われた面接の練習。練習に臨んでいるのは客室乗務員を目指す専門学校の生徒たちです。福島県出身の菅野乃愛瑠さん（１９歳）。空港で見た客室乗務員に憧れ、中学生の頃から客室乗務員を夢見てきました。

菅野乃愛瑠さん
「憧れを憧れのままで終わらせず、覚悟を持って客室乗務員になりたいと考えています」

競争倍率が高く、「狭き門」の客室乗務員。新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化などを受けて、全日空と日本航空はともに、２０２０年から新卒採用を中止。航空業界の採用活動は不透明な状況が続きました。

菅野乃愛瑠さん
「不安もあったんですけど、接客業は人と関わるので、客室乗務員は無いとダメな仕事だと思っていたので、無くなることは心配していませんでした」

不安はあったものの、憧れの客室乗務員に…