【月命日に想う】7人の親戚を亡くした東松島市の中学教師 東日本大震災発生から13年7カ月  (24/10/11 19:37)

仙台放送では東日本大震災の月命日にあたる毎月11日に、震災で大切な人を亡くした方にお話を伺っています。宮城県東松島市に住む中学校教師の佐藤昂さんは、震災で7人の親戚を亡くした経験を生徒たちに伝え続けています。

佐藤昂さん(32)。石巻市立万石浦中学校で数学を教えています。
13年前、高校を卒業したばかりの佐藤さんは、東松島市の自宅で東日本大震災を経験しました。地震の直後、家族で高台の集会所に避難しましたが、壊滅的な被害を受けた東松島市で、祖母の兄妹とその家族、7人の親戚を亡くしました。

中でも祖母の妹の和子さんとは小さい頃からよく一緒に遊んでいたと話します。

佐藤昂さん
「ふらっと家に遊びに来てくれたり、ご飯を作ったから、これ食べてとおすそ分けを持ってきてくれたり、明るくて活発でシャキシャキという感じ」

和子さんは震災発生の前日も、佐藤さんの家に遊びに来ていました。

佐藤昂さん
「震災の前日にチーズケーキの作り方を教えに家に来てくれて、明日作ってみようねという話をしていた」

和子さんと娘、孫の4人は地震の後、車で避難しようとして津波に流され、帰らぬ人となりました。

佐藤…

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