一口5000万円から…ナノテラス「コアリション利用」スタート〈仙台市〉 (24/04/09 19:06)

仙台市に建設された世界最先端の次世代放射光施設「ナノテラス」は、4月1日に稼働を開始しました。そのナノテラスで4月9日から、企業などによる施設の利用が始まりました。

ナノテラスは東北大学青葉山新キャンパスに建設された世界最先端の次世代放射光施設です。

西ノ入菜月アナウンサー
「こちらはナノレベルの研究ができる実験ホールです。きょうからこの場所で産学が連携した有志連合『コアリションメンバー』による実験がいよいよ始まります!」

9日は早速複数の企業が利用を始め、そのうち一部の企業が研究内容などを報道に説明しました。ナノテラスは太陽光の10億倍明るい「放射光」を生み出し、原子や分子の大きさ=ナノレベルの観察を行うことができる施設で、「巨大な顕微鏡」とも言われます。これまで見られなかった物質の構造などを解明することで、食品や材料の開発、病気の原因解明などへの活用が期待されています。

ナノテラスで研究を行うには、「コアリション利用」と「共用利用」の2つの方法があります。「共用利用」は、課題に対する審査を経て利用できる形で、実費以外の利用料金は必要ありませんが、研究成果を原則として公開す…

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