東日本大震災“語り部”「もったいないなと思う」発生12年 被災地で続く「伝承の模索」 (23/03/07 20:11)

https://www.youtube.com/watch?v=dwGjakhNPic

去年7月から宮城県石巻市の震災伝承施設で、毎週、開催されてきた語り部による定期講話が今年度、最終回を迎えました。県は来年度も継続する方針ですが、伝承の場をいかにつくり上げていくか模索が続いています。

この語り部による講話は、県と東北大学が震災伝承の担い手の育成などを目的に、去年7月から石巻市の「みやぎ東日本大震災津波伝承館」で毎週土曜日に行ってきました。今年度はあわせて25人の語り部が参加。最終回を迎えた土曜日は、石巻市に住んでいた両親を津波で亡くした高橋匡美さんが担当しました。

語り部 高橋匡美さん
「ここにいる全員がみんなそろって明日を迎えることは奇跡なのだということを、私はこの震災でたたきつけられました。でもだからこそ今、この一瞬、一瞬を…みっともなくていい、かっこ悪くてもはいつくばってでも生きていかなければと、自分に言い聞かせています」

中学生を含めこの日訪れたおよそ30人に自身の経験を踏まえた「命の大切さ」を伝えていました。

中学2年生
「命って震災とか大きな力にはあらがえずにすぐに消えてしまうものだったりするので、今を大切に一歩一歩噛みしめながら頑張っていこうと思い…

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