去年から公立高校入試で、生理による体調不良を理由に追試験が受けられるようになったことをご存じでしょうか？まだまだ知らない人も多く、一人の大学生が今、周知に取り組んでいます。

宮城県七ヶ浜町出身で山形市内の大学に通う櫻井心音さんです。塩釜市内の学習塾でアルバイトをし、３月の高校入試を控えた中学生に教えています。

櫻井心音さん：不安なことある？受験で。
中学３年生：過去問を解いて勉強面も不安だけど、体調を本番前に崩したら精神的につらくなるので、本番で崩したらどうしようというのがプレッシャー。
櫻井心音さん：そうだよね、先生もそうだった

東北芸術工科大学４年 櫻井心音さん
「生理痛がひどくて、泣きながら塾から帰る子が結構いた。中学３年間勉強してきても受験はたった１日しかチャンスがないので、生理だったから受験に落ちてしまったという後悔がないようにしたい」

じつは、公立高校入試で生理痛や月経前症候群を理由に本試験を休んだ場合、後日、追試験の対象になります。文部科学省がおととし全国に通知し、宮城県内では去年始まったばかりです。

櫻井心音さん：女の子の悩みあるでしょ？追試対象になるの知って…